第160章

燦々と降り注ぐ陽光の中。

男は剣のような眉に涼やかな目元、高く通った鼻筋を持ち、その一挙手一投足が独自の気品を漂わせていた。

ただ座ってグラスを揺らしているだけだというのに、全身から溢れ出るアンニュイな色気に、誰もがつい目を奪われてしまう。

特にその瞳だ。笑みを湛えてこちらを見つめる眼差しは、深い情愛を含んでいるかのようだった。

その熱っぽい視線は、零崎折識の胸を直撃した。

零崎折識は慌てて顔を背けた。

「えっと、食事も済みましたし、ホテルに戻りますか? それともどこかへ?」

予定では、この後辺りを散策し、市場調査を行うはずだった。

しかし、星野煌は指をくいと曲げて手招きした...

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