第173章

「いいか、見惚れてる場合じゃないぞ。ああいう男に限って、ろくなもんじゃないんだ。覚えてないか? この前、薬を買いに来た女の人がいただろ? 外に停まってたのは、まさにあの車だよ」

店員はポンと自分の額を叩いた。

「そうだった! あの美人なお客さん、妊娠したくないって言ってたのに……でもあの男ときたら。やばい、やばいよ。もしかして無理やりなんじゃ……。今度あのお客さんが来たら、絶対に警告してあげなきゃ」

数日前、この高級車が店の前に停まったときも、かなりの注目を集めていた。

それも無理はない。高級車に美女、そしてイケメンとくれば、誰だって目を奪われる。

ただその時は、車から降りてきたの...

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