第198章

一瞬にして、その場は静まり返った。

耳障りな音楽だけが、絶え間なく鼓膜を震わせている。

水鏡美琴はため息をつき、哀れみを誘うような表情を浮かべた。

「みんな、私たちの付き合いも長いし、お互いのことはよく分かっているでしょう? 私だって協力したいのは山々なの。でも今は本当にどうしようもなくて……もう少し待ってくれれば、もしかしたら……」

「待てってどういうこと? これ以上待ってたら、あのプロジェクトが始まっちゃうじゃない。パートナーだって決まっちゃうし、そうなったら私たちは残り滓を啜るしかなくなるのよ」

「そうよ。なんだかんだ言っても、あなたは水鏡のお爺様に一番可愛がられている孫娘じ...

ログインして続きを読む