第七十二章

アラナ

エズラにまた連絡してしまってから、この数週間、私の調子は最悪だ――これもまた、後悔している決断の一つ。あれ以来、後悔するようなことをいくつかしてしまった。職場の同僚たちと羽目を外しすぎたり。グラントと二、三度、体の関係を持ってしまったりもした。自分らしくいられなかった。でも、昨夜決めたんだ。もうやめなきゃって。だんだん情けなくなってきたから。こんな風に振る舞う必要なんてない。もう十代じゃないんだから。

集中すべき仕事がある。書店でのシフトは五時までで、その後の夜は私のものだ。午前中は忙しかったけれど、少し落ち着いてきた。この小休止は嫌いじゃない。新しい在庫を並べる時間ができるから。...

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