第14章 狂ったように絡み合う(3)

「天くん、私を……激しく求めて!」

水原玲子は息を荒げながら言った。葉山天はもう躊躇わず、水原玲子の雪のように白い脚を広げ、バスタオルを敷いた床に膝をつき、中へ押し入った。熱く湿った滑らかな感触が瞬く間に全身を包み込んだ。

水原玲子が実家に戻ってからもう一ヶ月近くになる。この一ヶ月、旦那さんは彼女に会いに来ることもなく、結婚して間もない女性として、まる一ヶ月我慢を強いられていた。それは一種の苦痛だったが、日中は子供の世話や母親との会話で時間を過ごし、あまりそういったことを考える暇はなかった。

夜になると欲求不満に苦しむことはあったが、昼間はまだ良かった。しかし昨日葉山天に会ってから、彼...

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