第176章 処女の血(2)

処女の血が必要だと聞いた瞬間、葉山天は頭を抱えて崩れ落ちそうになった。

なんでもっと早く言ってくれなかったのか。そうと知っていれば、無駄に流させてしまったあの血を取っておいたものを。西園寺樹希の分も、綾瀬玲奈の分も、すべて無駄にしてしまった。もっとも、あれは過去の話だが。

何より葉山天が悔やんでも悔やみきれないのは、今日ついさっき、洛神と結ばれたばかりだということだ。まさか処女の血が薬の材料になるなんて思いもしなかった。そうでなければ、これほど無駄にすることもなかっただろう。関係を持てる相手とはあらかた致してしまった今、そんな貴重なものをどこで手に入れればいいのか、葉山天には見当もつかな...

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