第177章 朗報

「金色のヒキガエルなら、奈白山あたりに比較的多いはずじゃ。運試しに行ってみるといい。どうしても見つからん時は、最初の方法を使うしかあるまい。奴らは霊性が高いゆえ、人里離れた場所にこそ多く生息しておる。おそらくは奈白山の深部じゃろうな。……バカ弟子め、くれぐれも気をつけるんじゃぞ」

 遠く離れた地にいても、師匠の心は常にこの愛弟子に向けられていた。

 師匠の言葉を聞き終えた葉山天は、その『金色のヒキガエル』という存在が、処女の血よりも遥かに雲を掴むような話に思えた。処女の血ならば、身を捧げてくれる女性を探せば済む話だ。現代において処女は希少とはいえ、伝説のヒキガエルよりはまだ数が多いだろう...

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