第343章 仮面を被った女

「なるほどな」

 葉山天は何かを思案するように少しの間沈黙した後、すぐに問いかけた。

「美弥子、今日の夕刊に『山鷹』の連絡先は載っているか?」

「毎日載っているわよ。彼らは一年分の広告枠を買い占めていて、毎回違う方法で紙面のどこかに紛れ込ませているの」

 月岡美弥子は過去に何度か山鷹の人間と接触したことがあり、彼らの手口にはある程度精通していた。

「分かった。すぐに買って来る」

 連絡手段が存在することを知った葉山天は、居ても立ってもいられなくなった。一刻も早く山鷹の組織と接触を図りたかったのだ。

 月岡美弥子は不思議そうに首を傾げた。

「どうしたの? 山鷹に何の用?」

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