第354章 情を交わす(1)

葉山天の情熱的な口づけを受け、四宮静香は初めてキスの味を知った。それは彼女の想像を遥かに超え、甘美なものだった。滑らかな唇が互いに吸い付き合う。葉山天のリードによって、四宮静香も次第に大胆になり、その香るような舌を伸ばして絡ませた。二人の口づけは、時が経つにつれ深く、濃密になっていく。

四宮静香の白く柔らかな手が葉山天の背を撫で、彷徨う。身体もまた、彼の体の下で意思とは裏腹に艶かしくくねり始めた。

「ん……」

五、六分ほど貪るように唇を重ねただろうか。息も絶え絶えになった四宮静香は、葉山天の胸を軽く押し、大きく喘ぎながら唇を離した。

「これがファーストキスか?」

葉山天は四宮静香の...

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