第356章 意外なサプライズ

服を纏った四宮静香は、まるで生まれ変わったかのような雰囲気を漂わせていた。以前とは違う、言葉にし難い何かが備わっている。あの幼さは鳴りを潜め、代わりに大人の色香とでも言うべき艶めかしさが、その身を包んでいた。

二人は身支度を整えて階下へ降り、チェックアウトを済ませると、葉山天の運転で静香を送ることになった。

車内、静香はいつもの後部座席ではなく、助手席に身を沈めていた。胸の内に芽生えたのは、奇妙な感覚だ。葉山天を失うのが怖い――ほんの一瞬でも、彼を視界から外したくないという切実な想いが込み上げてくる。

ハンドルを握る葉山天に対し、静香は不意に問いかけた。

「ねえ、葉山天。私たち……こ...

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