第366章 今夜はあなたたち一緒に(3)

突然の出来事に、高橋玲子と水原玲子という不運な母娘の心は重く沈んでいた。実の子はいったい何処に? 今も生きているのかさえ、深い霧のような謎に包まれていた。

葉山天は痛いほど分かっていた。この状況下で、言葉による慰めなど無力だということを。水原玲子を落ち着かせるには、心のケアが必要だ。彼は安っぽい慰めの言葉を紡ぐ代わりに、彼女の身体を力強く抱き寄せた。その温もりと安心感を与えることこそが、男として今すべき最善の行動だった。

ひとしきり泣いた後、水原玲子は涙を止めた。だが、胸中には一つの疑問が渦巻いていた。龍太はどこへ行ったのか? たとえ血が繋がっていなくとも、これまで我が子として育ててきた...

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