第385章 海中の孤島

水無月飛鳥と妹弟子の風花蛍は、波打ち際を漫ろ歩きながら、過ぎ去った日々のことを語り合っていた。瞬く間に二十年近い歳月が流れたが、飛鳥にとって、それらの美しい記憶は今も鮮明であり、生涯忘れることのできない宝物だった。

そこで水無月飛鳥は愛を知り、さらに愛の結晶を授かったのだ。十数年の別離も、彼女の胸に宿る執着を断ち切ることはできなかった。その誠心と粘り強さは、厳格な玉女門の門主の心さえも動かした。本来ならば重罰に処されるところを、かつて妹弟子を守った功績に免じて特赦が与えられ、それ以上の罰は受けずに済んだのである。ただし、飛鳥には一つだけ堅く守らねばならない掟があった。それは、終生この地を自...

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