第386章 柳原美乃の登場

新年が過ぎると、玉女門の若き弟子たちは紫野杏に引率され、大陸へと武者修行に出ることになっていた。武道会までの時間は残りわずかだ。あと八、九ヶ月しかない。武術を志す者にとって、それは瞬きするほどの短さであり、その時はすぐにやってくるだろう。

紫野杏は、葉山天の名を深く心に刻んでいた。時が来れば、彼女が真っ先になすべきことは、葉山天を探し出すことだ。

その頃、葉山天は洛神と東野月と共に夕食を囲んでいた。泉坤ホテルの個室で、三人は食事をしながら言葉を交わす。

「お前たち、以前に武道会を見たことはあるか?」

葉山天は師匠の喜多川彰から話を聞いていた。以前、国内にいた頃は外の世界がこれほど刺激...

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