第391章 十数歳年下

葉山天の答えに、四宮小夏は呆気にとられた。ナイチンゲールは「天」ほどの知名度はないものの、アメリカや欧州などの西側諸国においては、決して無視できない存在だ。その名は広く知れ渡っているが、天と同様に厚いベールに包まれており、実像を知る者は極めて少ない。確かなことは、ナイチンゲールの素顔を見たことがあるのは、世界で葉山天ただ一人だということだ。

かつて葉山天とナイチンゲールは、同じ傭兵組織に所属し、同じチームにいたことがある。当時、葉山天は相手が女だというだけで多少侮っていた。だが接触を重ねるにつれ、その女がいかに恐るべき存在であるかを思い知らされた。彼女はパソコンの前で指先を動かすだけで、千...

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