第418章 美しい変貌(1)

母の口から、葉山天こそが『天』であると聞かされた時、四宮小夏はまず胸の高鳴りを覚えた。あの伝説の人物の正体が、ついに明かされたのだ。しかし、すぐにまた眉をひそめる。葉山天が、本当に『天』なのか? それは彼女が想像していた『天』のイメージとはあまりにもかけ離れていた。

月岡美弥子のように狂信的な好意を抱いているわけではないが、その事実を知った瞬間、葉山天に対する印象がわずかに変わったのは確かだ。とはいえ、それだけで葉山天を即座に許せるかといえば、今の四宮小夏にはまだ無理な話だった。

「お母さんが、あの人と……寝たのは、それが理由?」

四宮小夏は年齢こそ幼いが、その思考は驚くほど成熟してい...

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