第422章 親友の宿泊(2)

エージェント出身の東野月と、殺し屋としての過去を持つ月岡美弥子。裏の世界の理を知り尽くした二人だが、青龍たち「四象」のメンバーを前にすると、どうしても「まだ子供」という甘えが捨てきれずにいた。だが、葉山天は違う。

習慣とは、幼き日より骨の髄まで染み込ませるものだ。

平時の危機感こそが生存率を上げる。常に最悪を想定し、力を温存し、不測の事態で生き残る術を叩き込む。葉山が求めているのは、命令に従うだけの「行ける屍」ではない。自ら思考し、判断できる精鋭の護衛だ。

彼らは将来、重責を担うことになる。葉山の苛烈さは、彼らが生き延びるための愛情そのものだった。生きてこそ、成すべきことができる。死人...

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