第7章

佳奈視点

彼は捕食者のように忍び寄ってきた。その唇には、不敵な笑みが浮かんでいる。

「なら、静かにしてなきゃな。バースデーガール」

(……やばい)

「直樹、ちょっとマジで……」

私は言いかけたが、言葉はすぐに遮られた。彼はすでにマットレスに乗り上げ、両腕で私を囲い込んでいたからだ。

「誕生日のプレゼント、約束したろ」

耳元で彼が囁く。熱い吐息が背筋を駆け抜け、思わず身震いした。

「俺は約束は絶対守る主義なんだ」

私の体は、あっさりと理性を裏切った。彼の手が脇腹を撫で上げ、タンクトップを押し上げるたびに、全身の神経が火花を散らす。私は血の味がするほど強く唇を噛みしめ、...

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