第100章 小さなケーキ

真理は深く息を吸い込み、口の奥へゆっくりと呑み込もうとした。けれど半分も入らないうちに、胃のあたりがきゅっと縮んで、吐き気がこみ上げてくる。

どうして自分の身体に、こんな大きなものが収まっていたのか。考えるだけで眩暈がした。

必死に咥え込もうとしても、やっぱり難しい。

真理はきっぱり諦め、飴を舐めるみたいに先端だけを含んで、舌で丁寧になぞった。

まだ慣れていないせいで、ときどき尖った歯先が柔らかな皮膚を掠めてしまう。

痛みと快感が入り混じるその感触が、かえって石橋結翔には新鮮だったらしい。

堪えきれずに喉を鳴らし、首を反らす。真理の髪を掴む手が、わずかに強くなる。

こんなふうに...

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