第110章 松下哲哉に注意を促す

「急に悪夢を見るようになったのは、ご自宅の置物とか、身近な方に何か問題があるのかもしれません。松下さん、一度きちんと確認してみてください」

真理はそこで言葉を切り、続けて口にした。

「前に私が眠れなかったとき、結翔も安眠用のアロマオイルを買ってくれたんです。すごく安心できました。でも意識が落ちるほどじゃなくて……ちゃんと『眠りを助ける』くらい。植物の香りって、嗅いでるだけで落ち着きますし」

「そうですか」

松下哲哉は口元の笑みを薄くした。

「俺はちょっと大げさに言っただけです。婚約者がくれた安眠アロマオイルも、普通のアロマオイルと大差ないと思います。たぶん気のせいで、彼女のが一番効...

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