第47章 キスの技を練習する

真理は立ち上がって手を差し出し、礼儀正しい微笑を保ったまま言った。

「成田さん、こんにちは。真理です」

「文音って呼んで」

成田文音は手を引くと、用意してきたプレゼントを大奥様へ差し出した。

「おばあちゃん、これ。ほんの気持ちだけど燕の巣。それから結翔兄には茶器のセットを」

大奥様は嬉しそうに笑い、傍の者に受け取らせると文音を座らせた。

「帰ってくるなら、前もって言いなさいよ。今回はどれくらいいるつもりなの?」

「しばらくは、もう戻りません」

文音は女中から受け取った茶碗をそっと手に取り、品よく口をつける。

「家が、国内でやってみろって。ちょうど私も、ちゃんと揉まれてみたか...

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