第41章

それは、彼らがもう「雇われ」ではないということ。ボスであり、パートナーであり、このブランドの持ち主の一人になるということだった。

自分たちの才能も努力も、回り回って誰かの手柄になるのではない。すべてが、まっすぐ自分自身の富と実績へと変わっていく。

そして――もう、誰にも縛られない。

「青美さん、これ……」佐藤律子の声が、小さく震えた。

「こんな大事なもの、私たちに……身に余ります……」

「あなたたちだから、渡すの」鈴木青美はきっぱりと首を振る。

「早村では、あなたたちの才能は埋もれた。踏みにじられた。早村瑞子に取り入るための道具みたいに扱われた。でも私のところでは違う。あなたたち...

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