第76章

伊藤靜美は全身をびくりと震わせ、鈴木青美の腕にしがみつく手にぎゅっと力を込めた。

「そ……そう! 私が悪いの! 私が役立たずで、あなたに申し訳ない……!」

伊藤靜美は嗚咽で言葉を途切れさせながら、必死に吐き出す。

「人を見る目がなくて、傷つけられて……心も体も、めちゃくちゃにして……。自分が憎くて仕方なかった。恋だの情だのに溺れて、娘をちゃんと守ることすら考えなかった……。そのせいで、病気は山崩れみたいに一気に来て、熱で頭も回らなくなって……。次に目を覚ました時には、あなたが……あなたがいなかった……」

「この二十二年、私は一日だって自分を責めない日はなかった! なんであんなに馬鹿だ...

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