第7章

 私はケイルのあとを追って家まで戻った。

 パックの家は、息を殺しているみたいに静まり返っていた。正面の部屋のソファに、レナーとマーカスが並んで座っている。二人のあいだには、古い私の写真が挟まれていた。一晩で十年老けたみたいな顔つきだった。

 ケイルが敷居をまたぐより先に、ヴェスパーが台所から出てきた。

 トレーを持っている。熱いシチューの椀、小さなパン、水――香草を浮かべたそれ。心配し続けていた姉妹の、明るく気遣う笑み。

「兄さん。寝てないんでしょ。まずは食べて――」

 ケイルは、彼女がそこにいないみたいに横をすり抜けた。

 ヴェスパーは立ち尽くし、トレーを抱えたまま固まった。...

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