第108章アマリー

式典を始める時間だった。支度をしに行くため席を外しながら、ヴィッキーは「向こうで合流するね」と私に言った。私は、マークがパックハウスから持ち帰ってくれた黒いドレスを身につけていた。ぴったりとは言い難いけれど、今夜はそれで十分だ。

ローズの支度を整える。彼女は私に、問いかけるような目を向けた。

「どうしたの、ローズバッド?」私は膝をついて彼女の前にしゃがみ、黒いレギンスを引き上げながら尋ねる。

「どうして、みんな悲しいの?」ローズが聞いた。

「昨日の襲撃で、何人かが亡くなったの。今夜はパックハウスへ行って、亡くなった人たちを称えて、月の女神さまに魂を見守ってくださるようお願いするのよ」私...

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