第158章アマリー

「パパ! サムおじちゃん!」ローズは叫びながら、ほかの二人を探し続ける。カルとサムを見つけようと、行ったり来たりして走り回った。

「そこの木のあたりを見てみたら?」マークが言い、大きなカエデの木のほうへ顎をしゃくって示す。背筋を伸ばしきり、ついでに背中を鳴らそうとする。

ローズは勢いよくカエデへ駆け出した。幹に触れた途端、くすくすと笑い声を漏らす。誰か隠れていないかと木の周りをのぞき込み、二周してから腰に手を当てた。マークを見て、むっと頬をふくらませる。

彼はその顔が可笑しくて、ただ笑った。マークは枝のほうを指さしてみせる。

ローズはふん、と鼻を鳴らし、数歩下がった。枝の間を見上げる。...

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