第159章アマリー

ひとりでシャワーを浴びながら、考えごとに耽る時間が長すぎる。

『来たぞ』カルがリンク越しに言う。

はっと目を見開いた。そんなに長く思考の海に沈んでいたなんて気づきもしなかった。ひとりでうなずき、シャワーを止める。タオルを掴み、機械みたいに体の水気を拭い取った。肌が乾いたところで、タオルを髪に巻く。浴室を出て服を取り、また浴室へ戻って着替える。頑固な巻き毛にブラシを通した。

絡まりが取れて、ようやく満足する。そろそろ切らなきゃ、とぼんやり思う。枝毛がひどい。ため息が漏れた。未来の私が何とかする問題だ。

引き延ばしはもう十分。

浴室を出てダイニングへ向かう。どういうわけか、いつもここに集...

ログインして続きを読む