第17章マーカス

カルが嵐のように部屋を出ていくのを見送る。苛立ちのため息が漏れそうになるのを、ぐっと飲み込んだ。カルはアマの家族のところへ話をしに行く。つまり、あいつらを拷問しに行くということだ。私も行きたい気持ちが、胸の奥でうずく。カルはいつだって、自分のしていることから私を遠ざけようとする。数分しか違わないのに、私を自分より何年も年下みたいに扱うのだ。私もアジズも、そう扱われるのを許している。カリクスとズヴィアドには、世界中がうんざりするような「兄貴ぶりたい病」があると、私たちは本気で思っている。

カルは、私が彼とズヴィアドの拷問について何もかも知っているとは理解していない。私たちは、二人が解き放つ残虐...

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