第174章アマリー

「ねえ、愛しい人。ウィリアム伯父さんが病院で検診だって。呼んでるよ」カルが耳元で囁く。

「いまは寝る……予約はあと……」わたしは情けなく駄々をこねる。

「マルクスはもうローズと一緒に起きてるし、出る前に君に会いたいってさ」カルはくすくす笑った。

「あと五分……」片目をこじ開けて懇願する。

「ほら、まだ一か月検診だろ」彼はなだめるように言う。

「じゃあ十分……」言い返して、目を閉じる。もう一度眠りに戻ろうとする。

「だーめ」彼が笑う。カルは本気で笑い声を上げながら、わたしをひょいと抱き上げた。

「カリクス!」わたしは甲高い声を上げ、伴侶に腕を回す。

「シャワー浴びて、それから朝ご...

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