第187章マーカス

『アマ! アマ、聞こえるか!』俺は精神のリンク越しに懇願した。つがいの絆を通しても、彼女の気配はかすかにしか掴めない。連中が何をしているにせよ、俺たちと彼女の間を遮断している。

アマの匂いも、死んだ鹿、死んだ人狼、そして部屋にいるほかの連中の臭気にかき消されて、ほとんど嗅ぎ取れない。だがジャスミンは、アマが中にいると断言していた。

影の中から近づく途中、ひと団の連中が部屋から怒涛のように飛び出していくのを見た。奴らは俺たちのすぐ脇を、こちらを見ることさえなく駆け抜けていった。

「あなたたちに掛けられている護符よ」彼女は囁いた。

いま俺たちは扉の前に立っている。軽く押した程度ではびくとも...

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