第195章カリックス

終わった……ついに終わった。

『戻ってきた……』ズヴィアドが息を吐き、言葉の端々に安堵が滲む。

『誰が戻った?』脅威を探して鋭く顔を上げ、私は噛みつくように問い返した。あの魔女、まさかまだ生きているんじゃないだろうな。

『ベレンだ、おまえのその鈍さはどうにかならんのか』ズヴィアドが私に向かってため息をつく。

「ベレンが戻ったのか?」腕の中のアマリエを見下ろし、思わず声に出した。

「ええ、ベレンが戻ったの」アマリエは濡れた笑いを漏らす。

「大丈夫だ」マルクスが、つがいを抱き寄せて宥める。

「女神様……怖くてたまらなかった」涙が頬を伝い、彼女は告白した。

「出ましょう」ジャスミンが...

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