第198章マーカス

「ママ!」キャルと俺がアマを病室から連れ出していると、ローズが叫んだ。廊下の向こうから全速力で駆けてきて、母親に向かって身を投げる。

「おいで、ベイビー」アマは笑いながらローズをひょいと抱き上げ、腰に乗せた。ローズの顔じゅうにキスを落とす。

「ジジとわたし、おはなもって、わるいひとをいたくしたの」ローズは誇らしげに言う。

「ヴィッキーおばさんは?」俺はあたりを見回しながら尋ねた。戦士の彼女は、終わるまでローズを見ていると約束していたから、少し不安になる。

「帰らなきゃならなくなったの。いとこがけがしたって」合流してきたグレッチェンが言った。

「ジュリエットが?」アマが訊く。

「違う...

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