第二十九章アマリー

「ああっ!」父さんの手を握りしめたまま、わたしは叫ぶ。父さんは隣に座り、少しでも楽にしてやろうと寄り添ってくれている。握った手に力がこもり、父さんもまた、ぎゅっと握り返してくるのがわかった。

「よくやってるぞ」父さんがなだめるように言う。

「番が欲しい。もっと鎮痛剤も欲しい」部屋にいる全員に向かって、わたしは必死に訴えた。もう何時間も、赤ちゃんが出てこないように耐えてきた。でも、胸の奥を支配する不安と焦りのせいで、どうにもならない。読んだ本のどれかには、落ち着いていれば進みが遅くなる、と書いてあったはずなのに、今日は最初から最後までめちゃくちゃだ。

キラとサラが部屋の端に立ち、誰も入って...

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