第30章マーカス

明け方になってようやく眠りが私を攫ったというのに、耳元で目覚ましがけたたましく鳴り響くまで、ほんの数時間しかない。女神よ、今日はあらゆる意味で最悪になりそうだ。睡眠不足に、群れの仕事、それにアマリーにも何時間も会えない。厄災の作り方としては完璧だ。

「さあて、カリクスとズヴィアドはアマとベレンと一緒に過ごせるってのに、不公平だよな」私はにやりと笑い、頭の中でひとつの計画を組み立てる。

「まったくその通りだ。不公平だな。公平っていうのはな、あいつらが群れの事務所に来て、俺たちと一緒に苦しむってことだ」アジズが満足げに唸る。双子みたいに同じ問題を抱えているのが面白いらしい。

「ジェームズにロ...

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