第36章カリックス

「ローズがマークのことをパパって呼ぶのが、べつに妬ましいわけじゃない」俺はそう唸りながら、ズヴィアドと並んで群れの館へ向かった。さっきより腹が立っている。ローズと俺は小さな食堂――ソウラの店――にアイスを食べに行っていた。ようやくアイスが来た、その瞬間にサムが店へ入ってきたのだ。評議会の議員が四人、マルクスと俺に話があると言って到着したらしい。ローズが、せっかくのアイスの時間を邪魔されて少し胸を痛めた顔をしたのを見て、俺は唸り声を堪えた。「会議が終わったらすぐ公園に連れて行く」そう約束して、サムにローズを任せて店を出た。

「めちゃくちゃ妬いてる」ズヴィアドは、二ブロック先の館まで歩きながら、...

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