第40章アマリー

目の前の光景に、私は低く唸った。グレッチェンが床にうずくまり、片方の手首を胸に押し当てている。血の匂いがする。祖母のような存在になったあの看護師から視線を上げると、見知らぬ男が私の子を抱えていた。シャツの背中をつかみ、ぶら下げるようにしている。男の目には、私には判別できない何かが宿っていた。だが、今はどうでもいい。

気にかかるのはただ一つ――その男が私の娘を掴んでいて、娘が泣いているということだ。私はもう一度唸り声を漏らした。今度はさらに深く。ベレンが前へ出ようとし、無理やり変身させようとしてくる。

「娘を放しなさい」私は言い放った。ジェームズがこちらへ寄ってくる足音が聞こえる。

「この...

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