第46章カリックス

アマーリエが僕にキスをした。唇が離れた瞬間、頭の中がショートする。彼女は子犬を抱えて、ベッドからそそくさと逃げようとする。ズヴィアドも僕と同じくらい呆然としていて、二人で彼女がベッドを降りるのを見送った。

『いったい何なんだ!』マルクスが、思念のリンク越しに怒鳴る。

『わからない!』僕も返す。彼と同じくらい混乱していた。『あいつが、そこまでの準備ができてるなんて思わなかった』

『でも、どうやらできてるってことだな』マークがニヤつく。『マイク叔父さん、ローズバッドの子守り、頼める?』と叔父に声をかけた。

「いいぞ。どうした?……いや、やっぱり聞かないでおく。安全第一だ。アマが決めた境界は...

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