第50章カリックス

机の前に腰を下ろしたまま、今日一日の段取りを頭の中で反芻する。マルクスは念話で群れの連中に連絡を回し、みんなをパックハウスへ集める役を担っていた。俺は本来、アマリエのことをどう発表するか決めるはずだった。――はず、というのが肝心なところだ。計画を書き起こそうとするたび、意識が今朝へと引き戻されてしまう。

女神よ、彼女が俺たちの手の中でほどけていく姿は、息をのむほど美しかった。もう一度、あの身体の隅々まで確かめたい。終わったあとの冷たいシャワーは楽しいものじゃなかったが、必要だった。

『彼女のこと考えるな』マルクスが念話越しに噛みつくように言う。『アマの伴侶になったってことは、今はお前の感情...

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