第59章アマリー

心配になってきた。ローズが戻ってくるのがあまりに遅い。双子の執務室まで行って、バラを取って、ここへ戻るだけなら数分で済むはずだ。ジミーは群れ屋敷の中の勝手を知っているし、迷うようなことはない。

「ヴィッキー、双子のどっちか、あなたの伴侶に念話で連絡してくれる? ローズのことが心配で」私は声に不安がにじまないよう努めながら頼んだ。

「あなたはできないの?」ヴィッキーが訊く。彼女が募る不安から目をそらそうとしているのを、私は見ていた。

「ええ、できないの。理由は分からないけど。叔父のウィルが調べてる」そう告げる。

彼女の目がすうっと焦点を失い、念話に入ったのが分かる。相手の言葉に驚いたのか...

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