第61章アマリー

 冗談じゃない、絶対に許さない。こいつらにこんな真似をして、のうのうと逃げおおせさせてたまるか。わたしはカルとズヴィアドの拘束に必死でもがく。サムの両親は引き裂いてやる。次は――時間をかけてモリーを引き裂く。あいつはゆっくり、じわじわと、痛みにまみれて死ぬ。雌やルナは柔らかくて弱いものだ、なんて言ったのは、ろくに雌狼を知らない奴だ。わたしたちは雄と同じくらい血に飢えている。守るべき子どもや愛する者のためなら、むしろそれ以上かもしれない。

 とはいえ、誰かを引き裂き始める前に、わたしとベレンはまず訓練が必要だ。変身した回数は片手で数えるほどしかない。そのどれも、本気で戦う練習なんてしていなかっ...

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