第7章カリックス

ズヴィアドが頭の中で荒れ狂っている。何かしろと、俺に向かって吠え立て、唸り散らす。だが、肝心の「何を」すべきなのかが分からない。その点でこいつは驚くほど役に立たない。一時間ほど前からだ。あらゆるものに噛みつくみたいに唸り続けている。

『いい加減にしろ!俺には片づける報告書がある!』俺は精神のつながり越しに怒鳴りつける。アマリーを探しに行く前に、片をつけなきゃならない仕事がある。

『彼女が傷ついてる!』ズヴィアドがようやく言葉にした。俺を無理やり変身させようとする。ズヴィアドは、今すぐアマリーを見つけに行きたがっている。

無理だ、今じゃない。計画がある。ここで今さら、その計画を捨てる気はな...

ログインして続きを読む