第79章マーカス

俺はため息を飲み込み、カルとともに執務室へ入った。ローレンスは椅子の肘掛けを指で打ち鳴らし、いかにも苛立っている。コルトンは椅子に腰かけたまま、コーヒーマグを軽く掲げてこちらに敬礼めいた仕草を見せ、薄く笑った。だがすぐに口をつけ、また飲み始める。ジェームズとニックは一瞬視線を交わし、それから背筋を伸ばして気をつけの姿勢になり、机の背後に立った。俺の後ろにジェームズ、カルの後ろにニック。

「集まってくれてありがとう、諸君」カルは机に腰を下ろしながら言った。後で食べるつもりなのだろう、持ってきたマフィンを脇へ置く。するとジェームズがさっとカルの机へ寄り、マフィンを一つかっさらった。何食わぬ顔でか...

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