第97章アマリー

たった一つの言葉で、どうしてすべてが変わってしまうのだろう。どうしてそれは、誰かが知っていたものを一瞬で壊してしまえるのだろう。自分が知っていた、あるいは知っていると思い込んでいたもののすべてが、ひっくり返される。

カリクスとマーカスは、ダニー――いや、名乗りではダニエルだった――とジェームズがキラを二人のあいだで抱え運ぶ間じゅう、病院までずっと唸り声をあげ続けていた。私の伴侶である二人は、頑として人の姿に戻ろうとせず、ズヴィアドとアジズに私を病院まで付き添わせた。気の毒なのはニックだ。ついでにロウェルも。二人とも少し離れてぎこちなくついてきて、狼のままでいるべきか、人に戻るべきか迷っている...

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