第7章
「俺のルナに触れてみろ。喉を引き裂いてやる!」
サイラスの獰猛な咆哮が救急室に荒々しく反響し、アルファのオーラが物理的な嵐のように外へ爆ぜ広がった。
だが、影の魔女団の指導者は鼻で笑うだけだった。血に染まった羊皮紙を、何もない空間へ叩きつける。瞬時に深紅のルーンが燃え上がり、目を刺すように眩しく、苛烈な光を放った。
「お前の番いの印は死んだ、サイラス。月の神の法のもとでは、もはやその屍に触れる権利すらない」
重い衝撃のような闇の魔術が顕現し、サイラスの精神の防壁をたやすく粉砕した。
胸の奥から掠れた呻きが漏れる。巨体は床へ乱暴に縫い止められ、指一本動かせない。彼にできたのは...
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