チャプター 113

第百十三章

レオ視点

浴室は湯気に包まれ、俺がリナを大理石の壁に押し付けている間、熱いシャワーが俺たちの体に流れ落ちていた。彼女の肌は熱と先ほどの愛撫で上気し、きらきらと輝いている。その氷のような青い瞳は、欲望と信頼が入り混じった色をたたえ、俺をまっすぐに見つめていた。シャワーの飛沫が俺たちに降り注ぎ、彼女が顔を反らすと、そのまつ毛に水滴が絡みつき、優雅な喉の曲線があらわになる。俺の手は彼女の体をさまよい、片手で腰を支え、もう片方の手で彼女の脚を持ち上げて俺の腰に絡ませながら、滑らかな太ももの曲線を描いた。彼女は息を呑み、その指が俺の肩に食い込み、爪がちょうどいい強さで立てられ、俺の全身に痺...

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