第7章

 カエルの厚かましい要求に、胃の底がむかむかする。

「私の番のカエルは死んだ。あんたは偽物よ」

 カエルが一歩踏み出す。

「エララ、よく見ろ!」

 彼は襟元を乱暴に引き下げ、耳の後ろの痣をさらした。

「この印を見ろ! これを持っているのはカエルだけだ! 俺はお前の番だ。エリアスは境界線で死んだ! 俺がこうしたのは、セラフィナと、あいつの腹の中にいるアルファの血脈を守るためだった。屋敷へ来い。もう一度、家族になれる!」

「身分を偽って人目を欺けるなら、痣くらいどうにでも捏造できるでしょう」私は後ずさる。

「正気か!?」

 カエルが飛びかかってくる。

「ジュリアンに洗脳されたん...

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