第112話

「俺たちはみんな、ある意味では怪物なんだ。人間だってそうだ」彼は優しくそう言い、親指で私の顎のラインをなぞった。「俺たちの世界は、奴らの世界と同じくらい残酷で非情だ。ただ、やり方が違うだけさ。お前がその力を与えられたのは、それを抑え込むためじゃない」

彼の瞳には軽蔑の色など微塵もなく、あるのは純粋な受容だけだった。その眼差しに胸が高鳴り、股間に再び熱が灯る。イーサンは私の変化を暗く沈んだ瞳で追い、私を壁に強く押し付けた。

「最初は優しくなんてできないぜ」彼はそう囁き、額に張り付いた濡れた髪を払いのけた。

彼の膨れ上がった先端が太腿の内側を掠めると、私の奥深くまでが疼いた。ただ触れられただ...

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