第220話

リアム視点

これこそが欠けていたもの、俺の中の空虚な穴を埋めるために探し求めていたものだった。リアは俺の天使、俺の救いそのものだ。ただ彼女のそばにいるだけで、自分がこれほど渇望していたとは気づきもしなかった形で、心が満たされていくのを感じた。完璧な一日だった。俺たち三人だけで過ごし、時間を忘れてその瞬間に没頭していた。

ローガンをちらりと見るたび、俺が一日中浮かべていたのと同じような満面の笑みが、あいつの顔にも張り付いているのが見えた。あいつは以前よりずっと心が軽く、自由で、長いこと見ていなかったほどリラックスしているように見えた。あいつはお気楽な女たらしを演じているが、それがただの演技だ...

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