第347話

ローガン視点

話し合いの後、ようやく互いに求め合い、疲れ果てて抱き合っていると、リアの感情が揺れ動き始めるのを肌で感じた。俺は彼女を急かしたりはしなかった。ただゆっくりと指先で彼女の腕をなぞり、沈黙が満ちるに任せて、彼女が口を開くのを待った。

「彼女に会いたい」

やがて彼女が言った。その声は固く、揺るぎないものだった。

俺は聞こえないふりや、意味を取り違えたふりなどしなかった。

「だめだ」

俺もまた、断固として答えた。

「ローガン、必要なことなの。あいつが勝ったわけじゃないってことを見せつけてやりたい。私が壊れてなんかないって……私たちを壊すことなんてできなかったんだって」

彼女の声は...

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