第359話

ダリア視点

どうしてこんなことになってしまったのか、私にはわからなかった。二人の貪欲な番(つがい)に挟まれ、彼らの手が私の体を這い回り、まとまった思考など嵐の中の木の葉のように散らされていく。ただプールサイドでくつろぎ、本を読んで、ほんの少しの安息を盗むつもりだったのに。けれど今は、彼らの感触のことしか考えられない。彼らが私の上に、私の中に、至るところに必要だった。その飢えは狂おしいほどで、他のすべてを覆い隠してしまった。

ローガンは筋肉質な太ももを私の両足の間に割り込ませ、私の中心に押し付けながら、口元で私の胸を貪っていた。彼は飢えた男のように乳首を吸い上げ、私の喉から鋭いあえぎ声を引き...

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