第75話

キーランの顔に暗い驚きが走ったが、すぐに意地悪な笑みが浮かんだ。

「俺たち二人の肉棒を、両方とも中に入れてほしいだって? いやらしい伴侶(メイト)だな」

彼は甘く囁き、自身を少し抜いてから、根元まで一気に突き入れた。

口から漏れたのは、自分でも聞いたことのないようなあえぎ声だった。抑えようとしても、どうしても抑えきれない。キーランが再び口を開こうとしたその時、甲高い着信音が浴室に響き渡った。私たちは揃って不満げなうめき声を上げる。私から身体を離すことなく、キーランは手を伸ばして浴槽の縁からスマホをひったくった。画面を見た瞬間、彼の顔から不満が消え失せる。

「さて、お前のその可愛らしいおねだ...

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